22.8.1 一般事項
この節は、コンクリート平板舗装、インターロッキングブロック舗装及び舗石舗装に適用する。
なお、路盤は3節による。
22.8.2 舗装の構成及び仕上り
(1) 舗装の構成及び厚さは、表22.8.1及び次による。
(ア) コンクリート平板舗装の目地材は、砂又はモルタルとし、適用は特記による。
特記がなければ、砂とする。
(イ) 舗石舗装の基層は、アスファルト混合物又はコンクリート版とし、適用は特記による。
基層の厚さは、特記による。
特記がなければ、アスファルト混合物の場合は50mm、コンクリート版の場合は70mmとする。
(ウ) コンクリート平板舗装及び舗石舗装のクッション材は、砂又は空練りモルタルとし、適用は特記による。
特記がなければ、砂とする。
(2) 仕上り面は、歩行に支障となる段差がないものとし、平たん性は、特記による。
特記がなければ、コンクリート平板間の段差、インターロッキングブロック間の段差及び舗石間の段差は、3mm以内とする。
22.8.3 材料
(1) コンクリート平板は、JIS A 5371 (プレキャスト無筋コンクリート製品) の平板に基づき、種類、寸法及び厚さは、特記による。
特記がなければ、厚さ60mm とする。
(2) インターロッキングブロックは、JIS A 5371のインターロッキングブロックに基づき、種類、形状、寸法、厚さ、曲げ強度、表面加工等は、特記による。
特記がなければ、車路は曲げ強度5.0N/mm2 の普通ブロック厚さ 80mm とし、歩行者用通路は曲げ強度 3.0N/mm2 の普通ブロック厚さ60mmとする。
(3) 舗石に用いる石材は、JIS A 5003 (石材) に基づく2等品とし、種類、形状、寸法及び厚さは、特記による。
(4) クッション材
(ア) クッション材に用いる砂は、川砂、海砂、良質な山砂等で、品質は表22.8.2 による。
(イ) 空練りモルタルは、調合を容積比でセメント1:砂3とする。
(5) 目地材
(ア) 目地に用いる砂は、川砂、海砂、良質な山砂等で、品質は表22.8.3による。
(イ) モルタルは、調合を容積比でセメント1:砂2とする。
22.8.4 施工
(1) コンクリート平板舗装は、次による。
(ア) コンクリート平板の敷設に先立ち、クッション材を所定の厚さに仕上げる。
(イ) 割付け図に基づき、コンクリート平板を敷設し、所要の平たん性が確保できるように適切な方法で転圧する。
(ウ) 目地
(a) コンクリート平板を砂で敷き込む場合は、ねむり目地とし、コンクリート平板を定着させた後に砂を散布し、空隙を充填する。
なお、余分な砂は、取り除く。
(b) コンクリート平板を空練りモルタルで敷き込み、目地をモルタル仕上げとする場合は、目地ごてで押さえる。
(エ) 端部に専用ブロックを用いない場合は、縁石等の形状に合わせて、端部の切落しを行い、見え掛りよく仕上げる。
(2) インターロッキングブロック舗装は、次による。
(ア) インターロッキングブロックの敷設に先立ち、クッション材を所定の厚さに仕上げる。
ただし、急勾配の舗装及び化粧桝ふたにインターロッキングブロックを敷設する場合は、空練りモルタルを使用する。
(イ) 割付け図に基づき、インターロッキングブロックを敷設し、所要の平たん性が確保できるように適切な方法で転圧する。
なお、車路の割付けはヘリンボンボンドとする。
(ウ) 端部に専用ブロックを用いない場合の工法は、(1)(エ)による。
(エ) インターロッキングブロックの敷設後、一次転圧で平たん性を確保のうえ、目地詰めを行った後、二次転圧でブロック表面まで更に密実に目地砂を充填させる。
なお、余分な砂は、取り除く。
(3) 舗石舗装は、次による。
(ア) 基層のアスファルト混合物は4節、コンクリート版は5節による。
(イ) 舗石の敷設に先立ち、クッション材を所定の厚さに仕上げる。
(ウ) 割付け図に基づき、舗石を敷設し、所要の平たん性が確保できるように適切な方法で転圧する。
(エ) 目地は、舗石転圧後、目地ごてにより仕上げる。
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